基本的な使い方というか、作業の大雑把な流れです。

  1. 「Finance Tool」で、有価証券の種類やファイナンス手法を選択します。
    (例えば、普通株式を募集発行する、とか)
  2. 発行価額や割当株数などの具体的な内容を入力します。
  3. 「OK」ボタンを押すと、ワークシートにユニットが書き込まれます。

ユーザーの考案する資本政策に則り、1から3の作業を繰り返すことによって、ユニットが左から右へと次々に並んでいきます。
それぞれのユニットは常に自分の左隣にあるユニットの内容を参照して資本金や保有株式数を自動的に加減算します。

タイトル・ユニット

基本的な流れは上記1~3なのですが、資本政策案の作成を開始するにあたって、一番始めには必ずタイトル・ユニットをワークシートに書き込んでおく必要があります
タイトル・ユニットとは、現状の株主構成や財務内容を表すユニットで、資本政策案の基点となるユニットです。
株主Aに対して第三者割当増資を行うとしても、まず株主Aが現在何株持っているかが分かっていないと、増資後の保有株数を算出できません。資本金や純資産額、全体の発行済株式数などについても同じです。
ですから、まず現状をタイトル・ユニットに書き込んでから、資本政策案の作成を開始するわけです。

まとめると、

  1. タイトル・ユニットの挿入
  2. ファイナンス・ユニットの挿入
    (必要なだけ繰り返す)
  3. 株式公開ユニットの挿入
    (大抵の場合これが最後になりますが、勿論、公開後の予定まで策定してあれば、更にファイナンス・ユニットを挿入しても構いません)

という流れになります。




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