新株予約権の「有利発行」リスク(1)

2/7の日経金融新聞に、有利発行を理由に新株予約権の発行が差し止められたという記事が掲載されていました。

日経金融新聞
>新株予約権を証券会社に割り当てて資金調達する企業が増えている。この2年間で発行社数は約40社、権利行使した場合の調達額は約2000億円に達する。公募増資と異なり新株が徐々に増えるため発行直後に株価が急落する恐れが小さいなどの利点がある。予約権の価格算定は複雑で、不当に安い価格による「有利発行」とみなされるリスクも浮上している。(中原敬太)

ネットにはこれしか書かれていませんが、本誌ではこうなっています。
>1月17日、東京地裁は有利発行を理由に、名古屋証券取引所セントレックス上場のTRNコーポレーション(3351)が決議した新株予約権の発行を差し止める仮処分を決定した。上場企業で新株予約権の発行が有利発行を理由に差し止められた初のケースで、市場関係者を驚かせた。

私も驚きました。但し今になって。(^^;;
こんな事があったなんて全く知りませんでした。1月17日と言えばライブドアに検察の家宅捜索が入った次の日で、新聞・テレビ・ネットもそれ一色だったとき。何が「偽計取引」に当るのか理解しようと必死で、他の記事なんか殆ど見てませんでした。




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