4月, 2007 のアーカイブ

Ver 6.05 を公開しました。

  • 潜在株式をすべて顕在化した後に、種類株式を発行しようとするとエラーが発生する不具合を修正しました。

新しいプログラムは「1-2.DOWNLOAD」のページからダウンロードしてください。アーカイブ解凍後、ExcelにおいてVer 6.04以前のアドイン登録を解除し、新たにVer 6.05(Fncpln_CmL_605.xla)をアドイン登録すればOKです。

今日の日経一面に載っていた種類株上場。昨年に店頭市場が同様の趣旨を発表したので、てっきりとうの昔に追随したものと思っていましたが、まだだったんですね。丁度Ver6.0のリリース直前だったので、あわてて機能追加した覚えがあるのですが。
これに関して、あずさ監査法人がまとめているページがありました。

東京証券取引所が上場制度整備懇談会中間報告を公表 : あずさ監査法人

  • 原則として議決権に関する種類株式の上場は、新規公開時にのみ認める方向で検討することが適当である
  • 上場会社による上場株式より議決権の少ない株式の発行及び上場については、「株主の権利の不当な制限」とならない限りで認めるのが適当である
  • 新規公開時に議決権に関する種類株式の上場が認められるとした場合、そのスキームについては、議決権に関する種類株式に伴うデメリットを緩和する観点を中心として、株主の権利を尊重したスキームの種類株式の上場のみを認めていくことが適当である
  • スキームの法的安定性については別途確認が必要である

なぜ「新規公開時のみ」なんでしょうかね~。上場会社が優先株式を使って資金調達してはいけないのかしら。MSCBみたいにいろいろな仕組みを作って怪しいことをする企業が出てくることを恐れているんでしょうか。

バナーズ(3011)のMSCB : 「三叉路」株式日記
本項は普通株式数の変更が行われる場合に転換価額の調整を行うことを定めた条項であるが、『但し、株式併合の場合は除く』との記載がある。つまり、株式併合が行われる場合については、転換価額の調整は行われないと解釈できるのである。

へええええ。そんな新株予約権付社債が発行されていたんですか。びっくりです。
プレスリリースを読んでみましたが、確かに株式分割や無償割当の場合には転換価額を修正するとしているにも拘らず、しっかり「但し、株式併合の場合は除く。」と書いてありますねぇ。これが何を意味するかはこみけさんも解説されていますが、敢えて逆の言い方をしますと、株式併合が行われると行使価額が本来の1/併合比率に下がるよう設定されているのと同じことですね。

更には、他にも同じようなことをしているところがあったことが指摘されています。

バナーズ(3011)のMSCB : 「三叉路」株式日記
一方で、3月29日に発行が発表されたクインランド(2732)のCB(MSCBに非ず)にも、本MSCBと同様に、転換価額調整において株式併合の場合を除外する記載がある(プレスリリース)ことを考慮すると、今後、財務面での問題を抱える企業のファイナンスではこの条項が付与されることが多くなることも考えられるため、今後は転換価額修正条項だけではなく、転換価額調整条項の記載にも用心する必要が出てきたと考える次第である。

当プログラムでは、ちゃんと元の行使価額(あるいは種類株式の転換価額)に併合比率を乗算するようにしてますよw そもそもMSCBなんて用意していませんし 🙂

東京証券取引所の定款等の変更認可申請書の一部の所在不明について – 金融庁

東京証券取引所の定款等の変更に係る認可申請書で、平成8年度から平成14年度までの間(注)に提出されたもののうち、6件が所在不明となっていることが判明いたしました。これらのうち1件には、同証券取引所に係る個人情報(東証会員総会議長、監事、出席会員代表者(計6名)の氏名及び印影)が含まれております。

あら、こういうこともあるんですねw
個人情報といっても、発表文にある「氏名及び印影」程度なら調べまくれば分かりそうなものですが。申請書ですから、住所や電話番号まで記載されているとも思えませんし。

東証の上場に影響あるのかしらん。

…あまりなさそうですね 🙂

Ver 6.04 を公開しました。

  • 権利行使ユニットにおいて、資本調達額・資本金額・資本準備金額が正しく表示されていなかった点を修正しました。
  • 予約権の無償割当、自己持分取得・処分・消却時において、帳簿価額との差額を損益に反映されるようにしました。
  • その他細かい修正
    • 「Finance Tool」において権利行使を選択したときに「転換株数」と表示されていたものを「行使株数」に修正しました。
    • 予約権の自己持分取得時において、当該予約権に対応する行使株数を表示するようにしました。
    • 「目的株式の自己持分」が割当先として表示されていた点を修正しました。
    • 「Finance Tool」における株数入力時に、正負を間違えて入力しても自動的に修正されるようにしました。
    • 希薄化による行使価額や転換価額の修正を行った旨の告知が一部適切に表示されていなかったんてを修正しました。
    • 種類株式を株主割当によって有利発行する際に、同種の種類株式を目的株式とする新株予約権あるいは新株予約権付社債の行使価額が修正されなかった点を修正しました。

新しいプログラムは「1-2.DOWNLOAD」のページからダウンロードしてください。アーカイブ解凍後、ExcelにおいてVer 6.03以前のアドイン登録を解除し、新たにVer 6.04(Fncpln_CmL_604.xla)をアドイン登録すればOKです。

Ver 6.03 を公開しました。Bug Fixです。

  • 「Provision」フォームにおいて決算期変更を行った場合、それが正しくユニットに反映されるよう修正しました。

新しいプログラムは「1-2.DOWNLOAD」のページからダウンロードしてください。アーカイブ解凍後、ExcelにおいてVer 6.02以前のアドイン登録を解除し、新たにVer 6.03(Fncpln_CmL_603.xla)をアドイン登録すればOKです。

Excel 2007ではメニューバーやツールバー周りのUI(User Interface)が大幅に変わってしまい、インストール(アドイン登録)しにくくなってしまったので、「1-3-2.Excel2007へのインストール」という頁を設けて解説しましたので参照してみてください。

リボンの「アドイン」タブを表示した状態でないと、アドインのコマンドが使用できないとなると、その間は他のタブにある機能が使えないのはある意味操作しづらいですね。まあ、資本政策案を作成中はあまり他の機能を使う必要はないかもしれませんが。

※Excel 2007におけるインストール方法に関しては渡邊龍男さまのご協力を頂きました。ありがとうございました。

Ver 6.02 を公開しました。Bug Fixです。

  • 種類株転換ユニットにおいて、普通株式に転換した株数が表示されていなかった点を修正しました。

新しいプログラムは「1-2.DOWNLOAD」のページからダウンロードしてください。アーカイブ解凍後、ExcelにおいてVer 6.01以前のアドイン登録を解除し、新たにVer 6.02(Fncpln_CmL_602.xla)をアドイン登録すればOKです。

Ver 6.01 を公開しました。Bug Fixです。

  • 株式公開ユニットにおいて、PERの値を入力したときに公開株価が正しく表示されていなかった点を修正しました。

新しいプログラムは「1-2.DOWNLOAD」のページからダウンロードしてください。アーカイブ解凍後、ExcelにおいてVer 6.0のアドイン登録を解除し、新たにVer 6.01(Fncpln_CmL_601.xla)をアドイン登録すればOKです。